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エスコバル 楽園の掟のまのレビュー・感想・評価

エスコバル 楽園の掟(2014年製作の映画)
2.7
パブロ・エスコバルはコロンビアに実在した麻薬王。
"コカインの帝王"と呼ばれ裏社会を牛耳った超極悪人である一方、貧しい人を手助けする等、人によっては英雄扱いされた人物。
そんなパブロ・エスコバルをベニチオ・デル・トロが演じた作品。

エスコバルの姪に恋してしまった青年がコロンビアにやってきて一緒に生活。優しく、本当の家族の様に接してくれる叔父。
あぁ僕は幸せだな~と思ったのもつかの間、徐々に叔父の本性が明らかになっていく。。

ベニチオ・デル・トロはさすがの存在感。敵対する相手は徹底的に抹殺する冷酷さと、家族や仲間に対しては優しい温かさという対比が面白い。
まるで「ゴッドファーザー」の様なんだけどあちらほど深みはないところがちょっと残念。

家族の仇とかじゃなくてただ邪魔だから殺すっていう短絡的な感じがした一方、ヴァイオレンスな描写もこの手の作品にしてはさほど登場せず地味。

たぶんマーティン・スコセッシとかブライアン・デ・パルマあたりがこの映画を撮ってくれたらめちゃくちゃ面白かったんじゃないかなと思いました。
ま