わらびもち

はじまりへの旅のわらびもちのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.5
リトルミスサンシャインを思わせるようなロードトリップ映画の爽快ハチャメチャな面もありつつ、家族にまつわる現実味あるテーマも取り上げていてバランスが良かった!

確かにアメリカの教育といえば、いじめだとかカースト制などの数え切れないほどの問題がほとんどの学園ドラマもので紹介されています。
しかしその一方で、ホームスクールを選ぶ家庭も少なくありません。ビリーアイリッシュもまさにその環境で育ちました。けど両方賛否両論なのは間違いないです。ホームスクール制も一歩間違えば社会性や協調性を身に付けることなく育ってしまうのは誰でもわかるでしょう。

長男の初恋のシーンは吹きそうになりました笑

父親の妹家族との対比がなかなか皮肉効いてて、権利の章典を説明しろって私もちょっと怪しいなとか思いながら、本当に子供たちに学校の役割は果たせているのかと思いました。

この映画ではお母さんの死を契機に、そういった社会問題も映していて、考えさせられました。
それだけではなくロードトリップ映画特有の、車中での様子や警察に止められてしまった時とかスーパーに立ち寄る時などの目的地までの過程が見どころでした!