えりみ

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲のえりみのレビュー・感想・評価

4.4
劇場で観ようと思ってましたが間に合わず
WOWOWでやっと。
猫派ですが
犬好きには全くオススメ出来ないし、
牛のと畜シーンもあるので
ベジタリアンも無理かも。
親父がハーゲンを邪険に扱う度に怒りが湧いて序盤でみるのやめようかと思ったし(`Д´)
ハンガリーは7割の家庭にペットがいて、
雑種に重課税なんかしない!と知ってひと安心。
あくまでも架空の国の話ね。

神はホンマに白人か
という原題にあるように、
あくまで雑種犬はマイノリティの比喩で
移民や少数派を排斥する動きが活発化している現状に警鐘を鳴らしたい!
というのが監督の趣旨。

首都の道路を封鎖して
250匹の犬を解き放つ映像を撮った凄さに驚く。
日本じゃ絶対無理よなぁ、
と思うとますます。
ほとんどが保護施設の犬達やっていうし
(でもペット先進国でも保護施設に何百匹もいるのね…)
あんなに統制のとれた犬の大群をみたのは漫画「銀牙」以来(ノ゚ο゚)ノ
犬達だけのパートが微笑ましかった。
勝気な少女リリもなかなか。

人間に限らずドーピングは良くないよ、と。虐待はいうまでもなく。
クラブのシーンはブレイドやワイルドスピードを見習ってください😑

見終わってからポスターを見直したら、
あれ?リリとハーゲンの立ち位置が本編と違う!
ハッピーエンドと受け取ればいいのかな
(親父が消えているのは
食べられたと受け取ればいいのかなw)
えりみ

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