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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

3.8
 前半のカスカベ親衛隊メンバーとの別れのシーンはあまり引っ張らずに、活劇の続くメキシコに繋いでいくのは巧い。
 『エクスオペンダブルズ』みたいな出陣シーンに、活劇ありで楽しめた。
 かつての『殺人魚フライングキラー』(ジェームズ・キャメロン監督の若かりし頃のB級もの)など、B級パニックものを踏襲しているので、事態はあっさり収集する。そこも、B級映画愛にあふれ、さすがだ。
 ただ、被害が増大していき、手に負えなくなっていくキラー・サボテンと、地元から去った人の多さを嘆き、地元の利益にこだわる町長など、まるで「原発問題」のようだ。
 エンディングは「ゆず」、見終わって帰ったらNHKラジオで紹介されていてビックリ。ちゃんと、「クレヨンしんちゃん」映画の主題歌と言っていた。画期的だ。
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