父の失踪、母親の死をきっかけに心に闇を抱えた少年。
引き取り手の親戚の元から飛び出し、
行き場も無く渋谷の街を彷徨い、そこで出会ったバケモノのクマテツを追って、辿り着いた、擬人化した動物の暮らす異世界。
少年はクマテツの元で弟子として異世界で暮らすことを決意するのだった。
この映画の見所は、SFちっくな擬人化したバケモノでもなく、異世界でもなく、
クマテツと九太と呼ばれている少年の、人間関係、不出来な2人が互いに切磋琢磨して成長していく様子だと思います。
どちらの立場が上や下ではなく、子供が師匠となることもある、そういった描写は作品が伝えたいメッセージだと感じました。
個人的に、紅の豚のような風味を少し感じた。