とらちゃん

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のとらちゃんのレビュー・感想・評価

2.0
Dolby cinemaで鑑賞してきました!
これは4歳からのファン歴16年の人間の意見です。ですので、愛故の酷評ということで許してください笑笑
正直な感想を言わせてもらうと最悪の出来だと思います。とにかく脚本がひどい。脚本も酷いし、戦闘シーンなど視覚的にも個人的にはまったく楽しめませんでした。全てのシーンで安っぽさを感じてしまう。
2も相当酷かったのですが僕的にはまだ許容範囲でした。しかし、世間の評価はとんでもなく悪かったので今回からは脚本がj・k・ローリングだけではなくハリーポッター シリーズの脚本を手がけたスティーブン・クローブスが加わりました。たしかに、2の作風から少し改善されたところは見えるものの全く面白くないストーリー。
グリンデルバルドの不正選挙を暴くというストーリーでしたがそれがそもそもつまらない。
途中でドイツ魔法省の役人たちが出てきましたが、だれ?急にストーリーに入ってきてよくわからなかった。
この謎のモブキャラの設定もポッと出で雑ですが、雑と言えばクイニーとクリーデンスのくだりも雑すぎる。
クイニーは前作で意味のわからない(マグルであるジェイコブが好きなのにマグルを圧政するグリンデルバルドサイドに行った)闇落ちを遂げどうなるのかと期待してたところ呆気なく帰還。薄いドラマやな。
クリーデンスもグリンデルバルドのとこから戻ってくる心変わりの描き方が酷すぎる。ここまで2作品でクリーデンスについて引きずってきたのにこんなに雑な退場ある?ここに関連して言わせてもらうと、グリンデルバルド前作からアホになってない?キレたらクリーデンスに手を出すし、クイニーの言ってることとか全部鵜呑みにするし。そりゃクリーデンスも心離れますわ。
ナギニがいないのも残念。

他にもストーリーのアイデアがハリーポッター シリーズの使い回しでしかない。例えばアルバスが仲間に差し入れの品を渡す。何に役立つのか分からないけど後々になって役に立つという品物。これ死の秘宝でやってたじゃん。また、どのバッグが本物かわからないとか死の秘宝の七人のポッター作戦ですか?

あと、ユスフカーマのスパイ行動もなんのためだったのか謎。
また、グリンデルバルドが未来を観れるから作戦を立てないというのが作戦なのはわかります。でも、ほとんどグリンデルバルドサイドから見ることが出来ないのでなんの効果があったのか視聴者には伝わらない。

前作でリタが死んだのにニュートとテセウスがたいして精神的にダメージを受けてないのも納得できない。

アルバスがジェイコブに君は大きい心を持っているみたいなこと言ってたから伏線かなって思ってた。キリンがジェイコブに頭を下げると思っていたのに普通にアルバスに頭下げたのギャグかと思った。

そして、何よりニュートの扱いの酷さ。ただのアルバスの操り人形と化してる。もう主人公辞めれば?

途中途中で挟まれるファンサももはや寒いと感じた。

そして、サブタイトルであるダンブルドアの秘密。観る前はめっちゃくちゃ楽しみにしてました。
でも、蓋を開けてみれば...
今作で明かされたダンブルドア家の秘密は3つかな?
1つ目、アルバスとグリンデルバルドの関係性。この2人は恋人でした!ってファンなら周知の事実ですよ。原作の死の秘宝でも普通に明かされてたような気がするし、前作のファンタビ2でもそういう描写あったじゃん。言葉に出さないっていうのがなんかよかったのに言葉に出すと変な感じだわ。
そして、2つ目、アリアナはオブスキュラスを産むものだった。これは正直別にどうでもいい事実。
そして、最大の謎が明かされた3つ目。クリーデンスはアバーフォースの息子でした!!って衝撃弱。後付けとしか思えない血縁関係。きついって。

ひたすらご都合主義のストーリーでした。

唯一の癒しはボートラックルとニフラーの絡み。監獄のところの2匹は最高に可愛かった!
あと、マッツのグリンデルバルドのビジュ最高すぎ!!!

これ続編作られるの?興行的に。
作られたらどれだけ面白くなくても必ず観には行きます。
今後に期待です!

2022.91本目
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