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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のYYamadaのレビュー・感想・評価

4.0
【ファンタジー映画のススメ】
〈ハリー・ポッター〉シリーズ⑪
◆作品名:
ファンタスティック・ビーストと
ダンブルドアの秘密 (2022)

〈本作の粗筋〉 Wikipediaより抜粋
・『黒い魔法使いの誕生』の出来事から数年後の1930年代、ゲラート・グリンデルバルドの勢力が急速に拡大する中、アルバス・ダンブルドアはニュート・スキャマンダーとその仲間たちに、グリンデルバルドの軍隊との衝突につながる任務を託し、ダンブルドアは迫り来る戦争をいつまで傍観するのかを熟考することになる…。

〈見処〉
①「ハリー・ポッター」では
 明かされなかった最大の謎、解禁。
・『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、2022年に製作されたファンタジー映画。J・K・ローリング原作の大ヒットファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズの前日譚で、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描く『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第3弾。「魔法ワールド」フランチャイズでは11作目となる。
・監督は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』以降のシリーズ全作を手がけるデビッド・イェーツ。
・本作はブラジルのリオデジャネイロとドイツのベルリン、そしてブータンを舞台に、魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、恩師のアルバス・ダンブルドアや魔法使いの仲間たち、そして人間(マグル)と寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドに立ち向かい、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる。
・出演は、ニュート役のエディ・レッドメイン、若き日のダンブルドアを演じるジュード・ロウほか、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー、カラム・ターナーら「ファンタビ」シリーズおなじみのキャストも集結。
・また、グリンデルバルド役は、本作撮影開始後の2020年11月に、ジョニー・デップが家庭内暴力関連の名誉毀損訴訟の敗訴を受け、降板したことに伴い、マッツ・ミケルセンが演じることになった。

②ハリー・ポッターシリーズとのつながり
・本作もホグワーツ城やホグズミード村などシリーズでなじみの場所が多数登場。
・『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』と『ハリー・ポッターと死の秘宝』に登場したダンブルドア弟の若かりし日のアバーフォースが登場。
・『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて、アバーフォース・ダンブルドアから教えを請うたホグワーツ城の「必要の部屋」が終盤に登場。

③結び…本作の見処は?
シリーズ最高傑作。143分の上映時間があっという間に過ぎてしまう傑作。
◎:「大人が見ても楽しめるファンタジー」…人間ドラマがしっかりと語られ、ダークさとファンタジーのバランスもシリーズ随一。
◎: ジョニー・デップに代わり、グリンデルバルドを演じた「北欧の至宝」マッツ・ミケルセンのキャスティングにより、物語に深みを増し、ダンブルドアを演じるジュード・ロウとのバランスにも優れ、デップ降板が吉となっているのは明らか。
◎:『キングスマン:ファースト・エージェント』 (2021)のように、第二次対戦前の舞台セットが数多く登場。いつもの「魔法ワールド」舞台以外のセットも映像価値が高い。
▲: エンドロール後の映像なし。残り2作のストーリー展開にヒントもなく、完全な「お預け状態」が数年続くことになる。
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