千年女優

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の千年女優のレビュー・感想・評価

3.5
英国の魔法使い兼魔法生物学者でサンダーバードをアリゾナへ帰すため原因不明の破壊現象に悩むニューヨークに訪れたニュートン・スキャマンダー。破壊現象が魔法動物の仕業と米国魔法会議MACUSAから濡れ衣を着せられた彼が、MACUSAの闇祓いティナと共に陰謀うごめく米国魔法界に潜んだ真相を探る様を描いたファンタジー映画です。

世界的人気小説を映画化した『ハリー・ポッター』シリーズの前日譚の位置づけとなる『魔法ワールド』新シリーズ第一弾で、原作者のJ・K・ローリング自身が脚本を務めた1920年代のアメリカに舞台を移した物語を、ハリポタから続投となった監督のデヴィッド・イェーツと主演を務めるオスカー俳優のエディ・レッドメインが盛り立てます。

ハリポタがどんどんダークになった事もあり新しい舞台での魔法での溌溂とした冒険譚を期待してワクワクさせます。原作者が映画用に脚本を書き上げたこともあって序破急の構成がしっかりとしていて、シリーズの悪癖でキャラが皆暗くじめじめしているのは残念ですが、魔法ワールドらしい上品な雰囲気と魔法動物描写が楽しめる一作です。
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