おそらく映画史上初のデザイナーを取り上げたドキュメンタリー映画。
62分間という短い時間ながら、コンパクトに時系列に沿いながらとても丁寧にガブリエル・ボヌール・シャネルの生涯を追っています。見事にまとまっていて脱帽。
ざっくりココ・シャネルについて解説しておくと、こんな感じです。
1883 フランス南西部の裕福ではない家で産まれる。
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1895 母病死。その後父に捨てられ、孤児院で暮らすことに。
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1901 18才で孤児院を去る
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1909『シャネル・モード』という帽子専門店をオープン
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1915 オートクチュールも展開
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1921 香水「No.5」発表
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1939 ストライキのためビジネス閉鎖し一時引退。更には第二次世界大戦のためスイスへ亡命
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1954 パリに戻り、ファッション界に復帰
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1955 「シャネル・スーツ」を発表。モード・オスカー賞授賞
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1971 死去
女性の生き方までも変えた彼女の人生や人生観、そして当時の歴史を学ぶことが出来ました。そして彼女の人生を語る上では恋人の存在が欠かせなかったことも。
面白かったのは当時は競馬場がそれぞれのオシャレをアピールする場であって、シャネルの服装は自主性を主張したものであったことかな。
歳をとっても自分自身がファッションの最先端となり、働き続ける彼女の姿は純粋に尊敬します。
生きている頃の彼女のインタビューなどの映像だけでなく、名言もたくさん登場します。
個人的に印象に残ったのが
「その日、ひょっとしたら、
運命の人と出会えるかもしれないじゃない。
その運命のためにも、
できるだけかわいくあるべきだわ。」
外出時にはいつもオシャレをする彼女のポリシーを感じられるので好きです。
それと彼女はミニスカートが下品に見えるから嫌いだそうですが、
僕はミニスカート大好きです。