バナバナ

ビリギャルのバナバナのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
3.8
偏差値30台だった女の子が40上げて慶応大学にみごと合格!という、奇をてらったような話なのですが、中身はすごく真面目な作品でした。

主人公さやかの家は裕福だけど、少しいびつ。
小学校で周りと打ち解けられなかった子が、私立中学に入ってからはお洒落に目覚め、
大人が眉をひそめるような友達とつるむ子になっちゃったけれど、
それでもあの子たちは性格は良さそうだったから、
アーちゃん(母親)にしたら、勉強全くせずに遊んでばかりだったけど、
小学生の頃よりは安心したんじゃないかな。

あの塾講師の先生、最近実際の塾が取材されていて拝見したが、
本当に優しそうで、子供を乗せるのがウマい。
あんな先生がいる塾がうちの側にあれば、少々高くても行かせる甲斐があるのに(涙)。

それにイケメン君も出てくるけれど、最近多い女子高生の恋愛物に走らず、その子も同じく家庭がワケ有りで、あくまで大学受験を目指す同志という感じで描かれているので爽やかでした。

子供が勉強できないのも、まずは家庭(足元)を見直しなはれ!
という事が描かれていて、これから思春期の子供がいる家庭には、
それこそ勉強になりました。
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