りょーこ

ハーレムにかかる月のりょーこのレビュー・感想・評価

ハーレムにかかる月(1939年製作の映画)
3.3
ハーレムは黒人のマンハッタンだ

エドガー・G・ウルマー監督によるモノクロ・ヒューマン・ドラマ

1939年の作品ということもあり、画質はボソボソ、銃撃シーンも大根ではあります(笑)

が、そこは"B級カルト映画の帝王"ウルマー!!

登場人物全員の台詞に芯があり、存在感があったのが印象的でした♪
誰がメインなのか分からなくなるほど!

あかねちゃんセレクト良品☆



バツイチ子持ちミニーと、ギャングのクソ野郎ダラーが結婚した。

ミニーは彼にぞっこんなので、ギャングであるなんて思いもしない。
娘スーがそれを指摘しても、ひっぱたく始末である。

一方、このハーレムからギャングを追い出そうとしているインテリ優男ボブは、スーと相思相愛。

しかし、ダラーは彼が邪魔で……



とある台詞のやり取りが二度出てくるのですが、二度目の強い気持ちが籠った感じが良かったなぁ~

そこやショーのシーンなど、全体的に舞台っぽい印象。
悪く言うとやり過ぎ演出、なのですけどねw

でも嫌味な見せ方ではないし、68分にみっちりと詰め込んだ人々の思いが重い良作でした☆
りょーこ

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