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スノーデンのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
3.3
アメリカ政府は長年テロ対策の名目の下、世界中の個人の電話回線やインターネット(メールやSNS)などを監視し膨大な個人情報を密かに収集、政治利用していた。
2013年6月、イギリスのガーディアン紙が、アメリカ政府が秘密裏に構築したこの国際的な監視プログラムの存在を報じた。
収集した最高機密情報をマスコミに提供したのは、CIA(中央情報局)やNSA(米国国家安全保障局)の元職員で、行きすぎた監視体制に疑問を持った当時29歳のエドワード・スノーデン。
社会派のオリバー・ストーン監督がルーク・ハーディングのノンフィクション「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」とアナトリー・クチェレナの「Time of the Octopus」をもとに映画化し、スノーデンが行った内部告発の意義を問う。
原題:Snowden (2016)

~登場人物~
・エドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット(終盤のシーンはスノーデン本人)
・リンゼイ・ミルズ ( シャイリーン・ウッドリー):スノーデンの恋人。

"国家が個人を監視する社会"
→"個人が国家を監視する社会(国家権力を告発できる社会)"

国家による個人情報への過剰なアクセスは制限されなければならないだろう。
私は、米国の追及を逃れるため皮肉にも結果的にロシアに亡命することになったスノーデンが、非民主主義国家ロシア(個人が国家の監視下に置かれる社会)で、今どのような生活をしているか、どのような扱いを受けているのかが気になる。
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