目がイッちゃったきり戻って来られなくなっちゃった演技派ジェイクギレンホールとカッコいい女レネルッソの組み合わせ。他のサイトのレビューを読んだら悪魔が来りてカメラを回すと表現してる人がいて、座布団10枚差し上げたくなった。もう、そのまんまよ。盗品を売って日銭を稼ぐしか脳がなかった男がたまたま出会った売り込み屋からのカメラの仕事のやり方を聞きかじっただけで、やさしそうな男の子を助手という名の奴隷にしようとしてるのも、えげつない。搾取される側から搾取する側になってやろうと考えてるのが手に取るようにわかる。この映画でも顕著だけど、どこの国でも学校をドロップアウトした先は容易ではない。出会う人も決まってしまう。話がどんどん逸れてしまうけど、トランプが大統領に決まる今から何年か前に、白人で中卒や高校中退あたりの人々が高確率で共和党を推していて、その人たちは白い土人と呼ばれていると耳にした。相当な侮蔑的発言なのだが、言動を見る限り、そう呼ばれていても仕方のない人々ばかり。
そして「裕福な白人が被害者になった事件」のニュースが売れると聞いて、あーやっぱりアメリカの印象操作はクソだと実感。これまで何度も白人警官が無抵抗の黒人を相手にリンチを加えては釈放されてるもんね！ってな感じで、現実を思い知らされる。黒人が加害者、白人が被害者の構図の事件がネタとして儲かるって、腐ってるなアメリカ。ということは熱心にテレビを見ているのは白人層だと言うことなのね。
過激なものを！と要求するニーナの立場が思ったより確固たる地位ではないとわかるや否や、セックスを要求したり、他人は全て自分にとって便利に使う駒だと思い込んでる節があるのをいろんなアプローチで見せてもらえた。調べてみたらこういう人はソシオパシー反社会性パーソナル障害と呼ぶそうで。怖い怖い。
