M少佐

チャッピーのM少佐のレビュー・感想・評価

チャッピー(2015年製作の映画)
4.0
 やはり宇宙よりもヨハネスブルクだよね。

未来のヨハネスブルクはロボット警察により、犯罪は減少の方向に向かっていた。
そのロボットのプログラマー、ディロン。
彼はAIの新しい可能性を求めていた。
自律した人間より優れたAIを開発したいと。
警察のロボット22号。
不運続きの、このロボット、遂に致命的な攻撃により廃棄処分となる。
ディロンはこの廃棄ロボットに自分の夢を託すため盗み出し、自分を拐いに来た強盗にロボットは奪われ、名前もチャッピーと勝手に名付けられてしまう。
知能を持ったチャッピーの苦難が始まる。

面白かった。
ただ、万人受けする面白さではなく、ずいぶんと捻った面白さ。
監督の根本は第9地区から一貫して差別と格差を描いています。
正直、目を背けたくなる、悲しいシーンも多いです。
暴力と銃撃が多いので、やはり偏った映画と言わざるを得ない。
キャラクターはかなり特殊な方々で、超エリートからギャング、元兵隊の変態・・・
胸糞なシーンもありますが、この監督が好きなら見ても損は無し。

ヒュー・ジャックマンの悪役って素敵だね。
M少佐

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