ペコリンゴ

スピーキング・オブ・セックスのペコリンゴのレビュー・感想・評価

2.0
記録。
ミスター&ミセス ハッピー。

『ヘンリー』『恋に落ちたら…』のジョン・マクノートン監督によるしょーもないコメディ。

コメディ作品に対しての「しょーもない」は必ずしも悪い意味ではないが、本作に関しては文字通りの意味であり、褒める所がほぼないくらい劇的に面白くない。

そのつまらなさのせいかは不明だが、アメリカ映画なのに北米ですら劇場公開されずDVDスルーだったらしい。

あらすじは…
精神科医のロジャーは同業者エミリーからメリンダという女性患者を紹介される。夫のEDと浮気によって危機を迎えたメリンダの夫婦関係を修復しようと考えていたエミリーであったが、あろう事かロジャーはメリンダと関係を持ってしまう。反故にされたエミリーは激怒し弁護士を伴って提訴するが、対するロジャーも弁護士を雇い、事態は泥沼化していく…。

冒頭の空撮による景観は無駄に壮観。
だが「おぉ」と思うのはここまでで、この数分後には早くも観客を置いてけぼりにし、タイトル通りずーっとセックストーク(しかもつまらない)が展開されるストーリーには全く惹きつけられるものを感じない。

強いて言えば、主役のジェームズ・スペイダーや、弁護士役のビル・マーレイらキャストは中々魅力的。そーいや『恋に落ちたら…』もデニーロやマーレイ、ユマ・サーマンと豪華だったのに大して面白くなかった気がするなぁ…