ばーとん

女番長ブルース 牝蜂の挑戦のばーとんのレビュー・感想・評価

3.5
東映ポルノのスケバンものは反権力とフェミニズムのニュアンスが色濃い。ヤクザ組織という男社会にスケバンたちは翻弄されるが、最後に一矢報いるという展開は前作と一緒。(「不良番長」の性別を逆転させただけなんだが) 風間千代子が路傍に果てると、ウェディングドレスを着たマネキンにピン送りする演出に爆笑した。小池朝雄を刺し殺すラストのスローモーション、池玲子がドスを握る手のクローズアップ、手前のガラスを流れ落ちる幾筋もの鮮血、ここに痺れる。そしてご存じ不良番長、梅宮辰夫の出演に高揚。鈴木則文のサービス精神が炸裂した一本。
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