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セッションのreonaのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.8
リバイバル上映で鑑賞。
フレッチャー怖すぎて自分が怒られてるみたいだったし、教室で先生が怒鳴った時に走るあの緊張感を劇場内で感じた気がした。

偉大な音楽家になりたいという漠然とした夢が、次第にフレッチャーに認められたいという意地に変わった瞬間から、自暴自棄に陥り、音楽以外のことは何も手がつかなくなる。これほど血の滲むような努力をした時、自分だったら何を残せるか考えた。
自信を見事に打ち砕かれ、プライドをズタズタにされても尚血まみれで喰らいつく打たれ強さこそ、ニーマンの才能だなと思う。

当時映画館で観なかったことを後悔した映画だったので行けてよかった。ジャズが好きな母親も絶賛してました。
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