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デッド/エンドのcyberiancorgiのレビュー・感想・評価

デッド/エンド(2013年製作の映画)
3.0
後半の方の展開を冒頭に持ち出すことからも、あらかじめ決められた運命って感じが強い。もうその場所にきてしまった時点ですべてが決定されてしまってるかのような。こうゆうスケール感は好きなやつ。
やることなすこと全てが裏目でドツボにハマってくのも、運命の力がそこから逃げることを許さないから。
北村龍平監督のダウンレンジでも同じことを思ったし、もしかしたら荒野って場所にそう思わせる何かがあるのかも。
2人の関係が車の故障と結びついてるのもおもしろい。車のケーブルみたいにわざと手を入れることがなければ、車は走り続けられたかも知れないし、2人の関係も持続できたかも知れない。
いやでもそのままでも故障は起きていたかな。そうゆう運命だったとしかだもんな。
運命の前で個人の意志とか行動が持つ力の圧倒的無力感。それでもできることがあるとすればそれは空想だけなんだ。人間の想像力が救いになる。
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