Arbuth

君が生きた証のArbuthのレビュー・感想・評価

君が生きた証(2014年製作の映画)
4.7
最初に予告編を観た時、何故死んだ息子の曲を演奏することがそんなに怒りを買ったのか分からなかった。途中まで観ても、分からなかった。サムが2年で生活を劇的に変えた理由も分からなかったし、何故マスコミが彼を執拗に追いかけたのかも分からなかった。
結末を知ってから思い返すとヒントは最初からそこかしこにあったように思う。
最後まで観ると切なくてしょうがない。自分が父親の立場になった時、どうやって向き合えるだろうか?
最後の曲、”Sing Along”の演奏シーンでは思いがけず泣きそうになった。

劇中で演奏される音楽がとにかく素敵。サントラをいつまでも聴いていたい。

27歳の若さで夭折したクエンティン役のアントン・イェルチンさんには心より追悼の意を表したいです。とても良い芝居だった。
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