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天国は、ほんとうにあるのsonozyのレビュー・感想・評価

天国は、ほんとうにある(2014年製作の映画)
3.0
生死の境を彷徨う中で天国を体験した4歳の少年の物語を付き合い鑑賞。

ネブラスカ州の田舎町で、牧師・修理会社・消防隊員など多忙な日々を送るトッド(グレッグ・キニア)は妻と3人の子どもたちと暮らしていた。
ある日、4歳になる息子コルトンが穿孔性虫垂炎で緊急入院。危険な状態での手術に。
トッドの悲痛な神への思いや、親や知り合いに捧げてもらったお祈りが届いたのか、コルトンは奇跡的に一命を取りとめる。

やがてコルトンは、生死の境を彷徨う間、天国にいたという体験を何気なくトッドに話し始める。

ストーリー、演出はベタで、キリスト教啓発的な印象となってますが、実話がベースのベストセラーが原作ということで、コルトン君の体験は本当なのでしょう。
とはいえ、父がキリスト教の牧師であるという環境の中なので、見たのがキリスト教の概念である「天国」なわけで、もしコルトン君が仏教の環境に育っていたら「極楽浄土」を体験していたのだろうか?...

信仰のない私には、やはり「天国」「浄土」..といった「あの世」の世界の存在は信じていませんが、おそらく死を直前にした時に、都合の良い死後の世界を妄想するんだろうなぁ(笑;)...

本作と無関係ですが、『リメンバー・ミー』でも描かれた、メキシコの「死者の日」(死者を偲び感謝し、生きる喜びを分かち合うメキシコで最も重要な風習の一つ。毎年11月1日〜2日に祝われる)は素敵だなぁと思います。
世界各地の死生観、いつか調べてみよう。
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