このレビューはネタバレを含みます
ゴジラの伝統作風といえば、ゴジラ対決の裏にある人間ドラマですよね。
本作はモンスター退治パートと人間ドラマパートがシームレスでスムーズでした。
あと"なんか退屈になってきたかも〜"と思わせる前に見せ場を用意してくれるので"絶対に退屈させないぞ!"という強い意志を感じます。
ただ、内容はそんなに面白くなかったです。
登場人物を増やしすぎた感がありました。
なんかやたらごちゃごちゃしてるけど、胸熱なシーンはないな〜っていう。
ご都合展開が多過ぎて流石にうんざりする映画でした。
◼️案外みんな何もしてなくね?というのが印象です。
しかもゴジラの生態がめちゃくちゃスムーズに判明していきます。
お前ら答え知ってただろwと思うくらいテンポよく閃いてくれます。
◼️本作では共存しようとしか言わないナベケンと、モンスターを味方に付けて他のモンスターたちと戦わせよう派閥と、ゴジラも全員ぶち殺すぞという政府との三つ巴+家族の仲間割れでした。
人間こそ地球のウイルスでモンスターは免疫システムなのよ!っていう主張は面白かったです。
◼️芹沢博士が出てきますが、お飾りというか、ゴジラファン向けのサービスキャラと化してました。
博士がオキシジェンデストロイヤーを作ったわけじゃなくてアメリカ政府が開発したことになっているので、科学者の開発責任問題は全く排除されてました。
なのでナベケンが自分を犠牲にすることの深みが全くないです。
◼️ナベケンの顔面アップシーンが結構多いんですが、大体同じような顔してます。
ただ、イケメンというか、顔面力が強いですね。
画面映えしますね。
◼️映像はかっこいいんですが、ゲームっぽい感じで、リアリティはなかったです。
あとゴジラの登場シーンが少なすぎませんか。
あとゴジラってあの短い手を使って戦うんかw
◼️最初のシーンと最後のシーンがダブルのはよくある展開ですね。
ただ、家だ!ってなる伏線なかったべ。
なんでそこで家だ!ってなるのも謎だし、地下組織と家と、怪物の戦闘といい、いろいろ距離近くね。