noborush

キュスタース小母さんの昇天のnoborushのレビュー・感想・評価

3.3
キュスタース小母さんの昇天 1975年作品
Mutter Küsters Fahrt zum Himmel
6.5/10
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督脚本
ブリギッテ・ミラ イングリット・カーフェン マルギット・カルステンセン
カール=ハインツ・ベーム イルム・ヘルマン
夫が上司を殺した後に自殺する。興味本位のマスコミ、家族も助けにならない
時に、やさしく声をかけてくれた人達が共産党だった。
よりどころがない人に群がる集団に碌なものがいないという、一般化は
容易だと思うが、1975年の西ドイツという環境からは共産主義のもつ危険性
を直接指しているのは明白。
本作では労働者の権利という立派で正しい主張から端を発しているが、
現代でもBLM、多様性、環境保護という立派な題目にどういう集団、
人物がいて、知らず知らずにオルグされている。
現代のリベラルというものは狡猾だ。
noborush

noborush