「ロスト・エモーション」、原題は「Equals」である。
「Equals」とは、作品に登場する架空の人類共同体のこと。
「Equals」では、人間の感情を排除された者達が共同生活し、“感情”という病気を発症したものは排除されるという設定。
プロットとしてはなかなか興味深いものではあるが、実際に脚本に落とし込んでみると、これがなかなかつまらない…涙。
俳優たちにも、「感情」を排除した演技、そして初めて「感情」を芽生えさせる演技というものが求められるはずで、ニコラス・ホルト、クリステン・スチュワートをもってしても、そこは演じ切れていなかった印象を受けた。
結果、非常にチープなSFに成り下がってしまった感はある。
