おたしん

ロスト・エモーションのおたしんのレビュー・感想・評価

ロスト・エモーション(2015年製作の映画)
3.3
色のない白がベースの無機質な世界。
近未来感あるよね。
雰囲気ありました。

そして人間は感情を制御される。
アンドロイドにも見えてくる。

家も仕事もあって食事も出てくるから生活に不自由はなさそう。
一応ゲームみたいな娯楽もあったし。
こういう人生がいいと思う人も正直いるんじゃないかと。
強制的ではなく任意の部分が多いのであれば需要あるかもね。

でもやっぱり個人的には"幸せとは"を考えたうえで"何のために生きてるんだろう"が強くなっちゃう気がしました。

世界観は好きだったけど「感情」というよりは結局恋愛要素に焦点当ててるよね。
愛とか性とかそんな感じ。
まあそれが1番分かりやすい感情なのかもしれないけどストーリー的には喜怒哀楽等のリアルな感情全てを制御されてる方が面白かったかな。
普通に会話したりは発生してて何かちょっと違和感でした。
惜しい!

それでもニコラスホルトとクリステンスチュワートのビジュアルが良いので画的には満足です。
ただ触れ合うことやハグやキスが禁断の行為みたいな感じでエモい。
ニコラスホルトと両思いになりたいよな。
あの密室に2人きりは興奮するわ。

終盤のすれ違い通信は悲しかった。
寝て起きたら愛し合ってた日常が終わるなんて。
無機質な空間と相まって冷たかった。

設定は良かったけど男女の恋愛にフォーカスするとやっぱり少しありきたりに感じちゃうんだよな。
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