“恋する気持ちは、目に見えない。”
爽やかで甘酸っぱくて優しくて若くて真っ直ぐでずっと観ていられる。1時間半で終わったのが物足りないほど全てが眩しくて、青春。目が見えない事や、同性愛者であることは“人と違う”。だけどそれにはその人達しか得られない幸せがあって、それは他の何にも変えられない。ただ抱きしめるだけのその瞬間に鳥肌が立つほどの幸福感。恋は盲目とはまさにこの事。
所々レオの近くに来る人の半身しかカメラに映らないカットで、それが誰なのか声を聞くまで分からないところが盲目のレオの世界を体感しているようだった。盲目だからとか、男だからとか、そんな事ではなく“レオ”という一人の人間を好きになったガブリエルと、その全てを理解し受け入れた親友ジョアンナには美しさしか見えない。心がめっちゃ洗われた…。
