1970年代、南フランスの穏やかで絵画のように美しい浜辺に、アメリカ人の小説家ローランド(ブラッド・ピット)とその妻ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー・ピット)はヴァカンスに訪れる。
ふたりの人生にもたらされた過去の不幸な出来事から妻は心のバランスを崩し、彼らの結婚は危機を迎えていた。
隣の部屋にチェックインしてきた愛を謳歌する新婚カップルのレア（メラニー・ロラン）とフランソワ（メルヴィル・ブボー）や、地元でカフェを経営するミシェルとその旧友パトリスたちと共に時を過ごし、 彼らは人生において解決しなければいけない問題と向き合いはじめる。
アンジェリーナ・ジョリーが、監督、脚本、主演を手がけたラブストーリー映画。
夫の言葉に皮肉で返したり、話し合いや夫婦間の触れ合いすら拒否したり、崩壊寸前の夫婦のすれ違いや会話の諦めや苛立ちや悲しさがヒリヒリするようなリアル感がある。
部屋にある覗き穴を通して新婚カップルを覗き、かつての情熱や愛を取り戻しかけたけど、お互いの闇を晒し合いよりを戻す展開は、トム・クルーズ&ニコール・キッドマンの「アイズ・ワイド・シャット」と似たような感じだけど、離婚の危機にあったアンジェリーナ・ジョリーとブラピの心情を想像しながら見て切なくなるラブストーリー映画。
