YusakuNakai

ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~のYusakuNakaiのレビュー・感想・評価

3.7
原告である同姓カップルのありのままの自分を貫く信念を感じました。

その人達をサポートする弁護士達には
幸せを追求する人権の「平等」に対する指名を感じました。

印象的だったのは
被告側の1人が
「自分の信念で他人が見えてなかった」
と言ってたこと。
視野が狭く見ようと、知ろうとしてなかったということ。

わからないもの、知らないものには蓋をする。
オープンなイメージのアメリカでも、そんなことは起こる。

自分の解釈では異性間の結婚は聖書に反するって言ってた人もいた。

価値観も捉えも人それぞれ。
だけど、人が幸せになろうとするのを邪魔する権利はないはず。
ましてや、同姓婚で起こりうるデメリットも、「人工が減る」とか、そんなん、同姓婚を認めようが認め枚が一緒。

フィクションでもいい作品になったのだろうけど、ドキュメンタリーなので、リアルを観れた。
人の葛藤をおもしろかったと言ってしまうのはどうかとも思いますが、
編集がフィクションの作品にはないドキュメンタリーとして丁度いいかんじ、でもちゃんと見やすくエンターテイメントにも昇華されていて良かった。

観ていて、裁判所という機関、ポジションから三権分立という言葉を思いだしました。

国民の幸せの為の法律でありますように。
YusakuNakai

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