ある刑務所に投獄されているタタンとダニエル。
表向きは普通の囚人である彼らだが、時折政府に反対する活動家などを密かに殺害するために娑婆(しゃば)に放たれる暗殺者コンビでもあった。
そんな中、タタンの出所が間近に迫ったある時、政府に屈しない警察官と政府や警察の汚職を暴きたい中央捜査局の捜査官によって彼らの実態が暴かれそうになり…
とても現実味があるようには思えないけど、実際にあったことのようなので驚いた。
政治家で汚職にまみれていない人はいないという私の持論からすればありえそうな話だけど、ここまでは流石にやりすぎだと思った。
作品的にはタタン役の俳優さんの演技がめちゃくちゃ重厚＋ジェラルド・アンダーソンが相変わらずジェラルド・アンダーソンで良かった！
「狙撃手-アサルト-」の彼は頼りがいのある役柄だったけど、今作ではタタンの後を追っていく半人前な雰囲気でそれもまた良かった。
タタンの最後の行動は、「外の世界に出たところで食べる当てもないし、家族にも受け入れられないから…」ってことなのか？？
結局足を洗わなかったってことなのか？？
いまいちよく分からなかった…
でも、師弟関係＋百戦錬磨のヒットマン＋ノワールが好みな方は好きな作品だと思う。
