カズザク17

ニューヨークの巴里夫のカズザク17のレビュー・感想・評価

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)
4.0
テンポが良くってドタバタで、ふざけているようだけど結構真面目なところが、ロマン・デュリスっぽい。ロマン・デュリスって、かっこよく見える時もあれば、全くそうでなく見える時も…同じ男から見ても、何だか不思議な魅力を抱えた俳優である。
映画自体は、ちょっと?かなり?複雑な家族&恋愛物語。好きな人が出来たと言って出ていく妻。ひょんな事から、急接近の元カノ。お互いが困った時に助け合える、いい関係のレズビアンの女友達。出会いもあれば、別れもある。去る者が居れば、来る者が居る。それが、パリとニューヨークの間で行われる事、そこに、やけに物わかりがいい息子が絡んでくる事で、物語に厚みと深みと混乱を加えている。色々あって気付いた事…失ったモノも大きかったけど、最後に手に入れたモノがもっと大きかった…になってくれたらと思う。