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30日の婚活トラベルのfumifumiのレビュー・感想・評価

30日の婚活トラベル(2013年製作の映画)
3.8
飛行機や空港が大好きな私は、映画の舞台が空港だったり、主人公が航空会社勤務だったり、飛行機関連の作品は、たくさん観てきています。
まだ、レビューをアップしていない作品もあります。

今作品は、偶然見つけるまでノーマーク状態だった作品。

ストーリーは、灯台もと暗しを、ややヤキモキさせるLOVEストーリー、ラブコメディ?です。
主人公の幼なじみ、職場の友人たち、何度も再婚・離婚をくりかえしている母、大学在学中なのに、彼氏にプロポーズされて婚約発表準備にラブラブな妹など、周りの人たちにお尻を叩かれるかたちで、主人公本人が、結婚相手を、妹の婚約パーティーまでの30日間で決める!作戦を、友人たちに手伝ってもらいながら決行する。

新たな出逢いに、30日は、短すぎる!と、友人たちからのアドバイスで、元彼たちとの偶然を装った再会で、主人公の夫探しが始まる。

大事な人は、実は身近なところに居た
の王道LOVEストーリーですが、結局、妹の婚約パーティーまでに、主人公は、カップルで登場することはできなかった。なぜなら、元彼たちは、やはり、別れるべくして別れた彼氏たちだったことに気づく。彼女にとっては、別れてしかるべき、別れて良かった元彼たちだったと改めて認識する。

そして、妹の婚約発表パーティーで、「結婚」というもの、一生をともにする伴侶を決める事に対しての姉の思いを妹へ伝えるスピーチが、30日の奮闘が決してムダではなかった証として、聞こえました。

人生、恋に盲目になることはありますよね。特に、夢や希望をワクワク持てた若い頃には。
後で、振り替えると、どうして夢中になれたのか?もちろん、あの人で間違いなかったと思える人もいますが、冷静に振り返ってみると、別れて良かったとか、あの別れがあったから、良い人に出逢えたなど、この作品は、観る人やタイミングによっても感じかたが違うかもしれません。主人公のスピーチは、偶然ですが、私も同じようなシチュエーションで、大事な身内や友人が結婚を決めようとした時に、贈った言葉と同じ思いでした。

何度も再婚を繰り返して、いつまでも結婚しない主人公を結婚へ急かしていた母親が、次女の婚約パーティー後の長女に、「誇らしく思った」と話すシーンも、良かった。

そして、最後まで、大好きな機内や空港でドタバタは、続きますが、まさに、笑ったり、ホロッとさせられたり、私の大好きなパターンのラブコメでした。
サラッとフワッと観られました。

どんな灯台もと暗しのストーリーかは、観てからのお楽しみに~。
灯台もと暗しってのが、かなりのヒントになってしまいますが。😉

そのヤキモキも、主人公より先に、観ている私たちの方が、早めに気づけるはずです。
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