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シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのkuuのレビュー・感想・評価

4.0
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
原題Chef.
映倫区分PG12.
製作年2014年。上映時間115分。

『アイアンマン』シリーズのジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務め、ジョン・レグイザモが主人公の友人役を、ソフィア・ベルガラが元妻役を好演。
ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマンら豪華ハリウッドスターも顔を出している。
フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元総料理長の米国横断の旅を描いた米国製ハートフルコメディ。

カール・キャスパー(ファヴロー)は、人気のレストランで働く有名なシェフ。
有名なフードブロガーのラムジー・ミッシェル(オリバー・プラット)がレストランのレビューに来ると、カールは野心的なメニューの計画を封印し、オーナー(ダスティン・ホフマン)の勧めで古典的なモノを出す。
幼い息子のパーシー(エムジェイ・アンソニー)によってツイッターを知ったカールは、ミシェルと言葉の戦争に巻き込まれ、ミシェルにTwitterでハジけて炎上。
最終的に仕事を辞めちゃう。
元妻(ソフィア・ヴェルガラ)の勧めで、カールはマイアミに戻り、息子を引き連れ、料理のテク頼りに、キューバンサンドイッチを提供するフードトラックを始める。。。

自称『食通』の小生にとって、心地よい映画でした。
今作品は~ぁ映画のフードポルノや~ぁ
(彦摩呂風に💞🍔🍟🌭🍕🍗🍤🎂🍦🍫🍻🍷☕️)
ファヴロー監督は、視聴者に向けて(小生だけかもしれへんけど)現代社会の食べ物への執着利用してる。
巧いなぁ?旨いかな?
また、ストーリーを展開させる手段として、ソーシャルメディア、特にTwitterにも大きく恃んでる。
実際、それはソーシャルメディアに依存するメインプロットのうぬぼれを持つ最初の映画かもしれません(明確に『ソーシャルネットワーク』は別として)。
今作品は楽しい中にも、チョイとした葛藤をもたらします。
ファヴロー監督がそれを乗り越えることができるか否かのロードストーリーとノスタルジアが今作品にはありました。
食欲をそそる食事の準備シーケンスも、『クックパッド』や雑誌『オレンジページ』、はたまた、土井 善晴の料理番組を見ることで得られるのと同じエンタメの価値を吹き込んでくれた。
(見てる料理メディアは人がそれぞれやろけど😊)
『アイアンマン2』のスカーレット・ヨハンソンとロバート・ダウニー・ジュニアの脇役もスパイスとしては効いてた。
カール(ファヴロー監督自身が演じる)は、エゴと態度の問題を抱えた気の利いたシェフであり、必要なときに敏感な面で働くことができる小粋な料理人。
ファヴロー監督は、映画製作パフォーマンスをサポートする立場にもかかわらず、実際にすべてのスクリーン時間にご出演してるし、これまた凄い。
しかし、ここでマジに際立ってるんは、その現代性。
つまり、2014年のファヴローの行動や、好きなモン、そして、コミュニケーションの仕方の点で、ファヴローがどのように調和しているか、やと思う。
今作品は時代を代表するもので、2010年代以降の米国文化を説明するために将来の世代の子供たちに見せることのできる映画のようなモンちゃうかな。
食事と食べ物がデジタル空間で人々を繋ぐものに進化した方法はめちゃくちゃ活かされてるし、イカしてる。
作中、ソーシャルメディアがいかに豊富であるかは、それが彼を魅了していることを証明してる。
カールに何が起こるかは、ソーシャルメディアが人々の生活を引き裂くことができる方法の全範囲を演じるだけでなく、彼らを元に戻すこともできる。
恐ろしくもあるが、それは大きな力。
今作品は、生きる喜びを持っており、少年の成人式に完全に焦点を当てていないし、心地よい独立した映画を求める人々にとっては解毒剤とも云える。カールと息子との関係は物語にとって重要やけど、それは主に心を追加するためにある。
※せや、どないな話を聞いたとしても、またreviewを読むとしても、空腹時に今作品を視聴するのを避けることをお勧めします。
腹減ってたまりませんよ~ぅ。
ただ、断食の苦しみを知るためや👳、後で食べるおいしいモノを念頭に置いてスパイスと観るのならオススメっすね。
『空腹』は最高のスパイスやし。

寒い季節美味しいもの沢山食べて健康に留意していきましょ😃
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