いずぼぺ

ロンドン・リバーのいずぼぺのレビュー・感想・評価

ロンドン・リバー(2009年製作の映画)
3.7
2020年、ラストの作品となります。
深い意味はなく、たまたまこの作品だっただけです。とても地味な作品ですが、徹頭徹尾地味です。
あまり説明もなく、ストーリーは進む。というか、ストーリーもロンドン多発テロの最中音信不通となった娘、息子を捜すことだけ。
観光で訪れるロンドンではなく、どこの国なのかわからないくらい多様化が進んだスッピンのロンドンの街角が舞台となっている。
多様化と差別、ダイバーシティとアイデンティティ。
本作ではヨーロッパが抱える大きな問題と、自分の子どもでありながら実は何も知らなかった親たちという最小単位の社会である親子を描きだす。
307-144