eigajikou

フットノートのeigajikouのレビュー・感想・評価

フットノート(2011年製作の映画)
3.3
塩漬けになっていたwowow録画で見た。
第64回カンヌ国際映画祭(2011)(審査委員長ロバート・デ・ニーロ)では脚本賞受賞、第84回アカデミー賞外国語映画賞のノミネートにも入ってる。
IMDbで7.1
Rotten Tomatoesで89%
という評価の高さ。
確かに良く練られた脚本だなとは思った。
でも、まず父と息子の歳の差が近すぎないか?と感じてしまい…
父役シュロモ・バル=アバは1950年生まれ、息子役リオル・アシュケナージは1968年生まれ(『運命は踊る』で父親役)年が近い俳優が親子役するのは結構あることだと思うけど…息子ウリエルが父エリエゼルに賞を譲ってしまうのがイマイチ解さなかったし、終盤の描写は面白くて父の気付きをあれだけ描写したから、ここで終わるんだのラストの後は自分で勝手に想像した(それを狙っているのだろうし)
自分が知らないユダヤ教の知識とかが有ればもっと深い意味が分かるのかな。
ウリエルの長男に対する態度などをもっと考察すれば繋がりがあるのだろうけど、父と息子の確執は現実的に身内で厄介な問題を抱えているから映画のことで深掘りするとか面倒でまあいいやってなってしまう。
エリエゼルの妻(『ハッピーエンドの選び方』にも出てたアリサ・ローゼン)もウリエルの妻もベテラン俳優を使っているのに描写が足りなくてもったいない。(妻として母として色々心配しても結局蚊帳の外)
父と息子の関係性と確執にフォーカスされているので、家父長制的家族の男の沽券問題は勝手にやってて下さいって思ってしまった💦
eigajikou

eigajikou