見たで。自身も問題を抱えた女性警官と虐待を受ける少女の交流を社会問題を取り入れながら描く傑作。閉鎖的な村社会で周りの大人に見捨てられ虐げられ続けたドビが取ったたった一つの希望の為の決断を誰が責めれるか。例え行く道が過酷だったとしても2人の孤独な心と魂が共鳴するラストは美しかった。アマプラ見放題終了まで一週間。個人的にはお子さんを持つ親御さんに見てほしい1本。
見ていたら自分が小学生の頃の同級生で貧困家庭の子がいてなぜかその子の事が頭を過った。あの子も周りに声を挙げれなかっただけで本当はずっと助けてって言いたかったのかなあって思ったり。終盤のあの展開はやりすぎだっていう人達もいてそれもわかるんやけどドビの周りの大人達が現状から目を背けてその皺寄せをドビが受け続けた結果ああいう事になったわけで…本当に悪い人間なんてそうそういなくて周りの大人が腐ってたら子供だって段々とそうなるんだよって思うけど結局はあの港町の人達も子供の時にちゃんと愛情を知らずに大人になってしまったのかなあって思った。
W主演と言っても良い位にヨンナムを演じたぺ・ドゥナとドビを演じたキム・セロンの存在感は圧倒的でこの2人の存在が作品の厚みは大半を支えてると言っても過言ではないと思う。
