がんびーの

マルケータ・ラザロヴァーのがんびーののレビュー・感想・評価

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)
3.8
500日以上かけて撮られた伝説のチェコ映画。アンドレイルブリョフ、七人の侍なんかと同列で比較されるレベルの作品なんだとか。

とにかく規模がデカすぎて、国をあげて撮ってる感がすごかった。真っ黒な空の真っ白な積雪。虹が出たかと思えば一点に日が差して。ここまで伝説級の作品になると天気すらも味方するのか。

ラリーサ・シェピチコの処刑の丘、タルコフスキーのサクリファイス、ブレッソンの少女ムシェットとかが頭をよぎる。

どこまでも残酷な話で最高に好み。

聖書の知識をもっと入れるべきだったのは後悔。隠喩しかなかった気がする…。
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