〜スピード感のある展開が人智を超える!〜
2度目の鑑賞なんだけど、
やっぱり好きだわ〜、この映画。
台湾に留学中のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)、勉強より夜遊びしまくり怠惰な生活を送ってて、ヤバい奴と知り合いドラッグの運び屋にさせられてしまうところから始まるんだけど、この最初のスカヨハがたまらなく良い。
ハゲかかったマニキュアとか、人生に迷走中の若者らしさを上手く体現してると思う。
どこかのインタビューで「時差ボケが酷くて大変だったんだけど、それが良かった」とスカヨハ自身が言っていたので納得しまくり。
台北シティやシンボルである台北101の映像も美しいですよ。
チェ・ミンシクが韓国マフィアのボス役なので、序盤から結構ハードめなシーンがあって
「ヒッ‼︎」ってなります。
ここまでが起承転結の起の部分。
展開早くて面白いです。
そしてメインテーマは脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が講演中に話してる内容に全部詰まってます。
SF映画って大体その時々の科学の最先端、トレンドを加味して製作されるんだけど、この時は脳科学、脳の可能性がトレンドだったんでしょうね。
中盤は舞台をパリへ移し、ルーシーが覚醒していく様子を段階を経ながら見せてくれるので、スカヨハの表情の変化や拡張する能力にワクワク。
そしてやっぱりラストが最高!大好き!
起承転結の起の部分で、人類のルーツとなる最古の女性化石"ルーシー"の前フリがここへきて見事に完結。ノーマン博士達と一緒に視聴者の私達も、その瞬間の生き証人になれる演出が効いてる。