iceman

ミッシング・ポイントのicemanのレビュー・感想・評価

ミッシング・ポイント(2012年製作の映画)
3.8
日本未公開作品…

ん〜…
もう少しスポットを浴びても良かった作品ではないのか?とも思う…

9.11事件を境に、互いの国の人々は人を信用する事を忘れてしまう様になった…
当然の事かもしれない。
その相手から浴びせられる言葉の数々に、主人公の今にも張り裂けそうな叫びが聞こえてきそうだ。

言葉は悪く簡単な言い方だが、めんどくさい国と国との関係…
そこには互いに憎しみの増長しかないのか?
しかしその "めんどくさい" が重なると事は簡単には済まされない。

恨みは怨みで返せ…
そこに宗教の怖さが潜む。
あの事件からプツリと拗れたのは確かなのだ。

信じられる人との居場所が唯一大切な落ち着く時間、しかしそんな相手でさえもその放たれる言葉には重さがある。

" 信用の出来る居場所 "とはもう戻って来ないのかもしれない…

人間という生き物は一体何なのだろうか?
そして宗教の本質とは一体何処にあるのだろうか?

差別や偏見、考えさせられる作品。
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