Naru

いま、輝くときにのNaruのネタバレレビュー・内容・結末

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルやジャケットから想像してたのと違った。
もっとキラキラして希望に満ちた明るい話なのかと思ったら、結構苦しい話で疲れた…。

もうすっかり大人と言われる年齢になってしまった私だけど、「未来」への不安っていうのは、いつどの年齢を生きていても常に付き纏う悩みだなと思う。

将来が欲しいの、と泣くキャシディは、未来は今の地続きだとわかっていて、不安を埋めたくて今からどうにかしたいともがいている。
今がよければいいじゃないか、と酒を飲んで踊るサッターは、未来と今は全く別物に捉えている。
この2人の溝は埋まらないだろうな〜と思った。

サッターがエミリーを傷付けてしまうとわかって別れるくだりさすがに泣いた。
エミリー優しすぎる。サッターにはもったいない女の子だし、旅立つ時に見送りに来なかった時はめちゃくちゃ傷ついたと思うし、不信感もあると思うけど、少しだけ成長したサッターにもう一度チャンスをあげて欲しいなと思ってしまう。

ていうか、エミリー、ダイバージェントのトリスじゃん!

相変わらずマイルズ・テラー観たくてみたんだけど、若いマイルズ・テラーが可愛くてたまらん。
「恋人まで1%」の時の彼も好きなので、ヘラヘラしててたくさん喋る役の彼が好きなのかも笑
でも、こういう抱えた闇を隠して明るく振る舞う繊細な演技、とても良かったです。
母親に抱きついて泣きじゃくるシーンも泣いたな…。
Naru

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