英語字幕版を鑑賞。
少しお馬鹿だが無邪気で可愛らしいピエール・ニネ、清純派と見せかけて蠱惑的なピエール・ニネ、ショックで取り乱し荒れるピエール・ニネ、そしてさらなるショックで怒り狂い一気に言葉遣いが悪くなるピエール・ニネ、と、様々なピエール・ニネが見られる(どれも総じて可愛い)ので、ピエール沼に嵌った人間にとっては夢のような作品です。
なお、ストーリーに関しては、年上女性との恋愛ものです。途中で見ていて辛くなってきます…が、ハッピーエンドだと信じて乗り切りましょう…。私は見ていて辛くなりましたが。しかも、救われるのが最後の5分くらいでの急展開なのでそこまでは耐えなければなりません。特に、傷付いた時の演技がリアルすぎて、無駄に感情移入してしまいます。劇団員(元)恐るべし…。
ピエール・ニネが可愛いという話ですが、普通の大学生だったり、パーティーで場違いなはしゃぎ方をしたり、自堕落な生活を送ったり、着飾ってみたり、キティちゃんが描かれたピンク色のバイクを乗り回したり…。尋常でない可愛さです。そして濡れ場(もどき)が多いです。イヴサンローランのせいで私の中ではもうピエール・ニネは濡れ場担当になっているので大して不満はありませんが。それにピエール・ニネがあまりに見た目が綺麗である故に下品な感じはしないので苦手な方でも大丈夫かと。
ピエール・ニネが好きならこれはとても良い映画だと思います。未公開なのはとても残念なので日本でも日本語字幕のDVDを出して欲しいですね。
