パッケージの中谷美紀の佇まいに惹かれて、私1人で観ました。
歴史のある古い洋館🏠の「南洋裁店」🪡。
ほの暗い部屋に自然光が柔らかく射し込む中、窓に向かってアンティークの足踏みミシンで縫い仕事をする女性。
静寂の中で、ミシンの音だけが心地よく響いている。
しょっぱなから、好きな世界観に惹きこまれました😍
ハンドメイドやものづくり好きには萌える、アトリエのインテリアが素敵💕
安く新しい服を買っては捨てるのが当たり前の現代に、考えさせられる良作でした。
🧵事故で車椅子になり、引きこもってしまった妹が、可愛いワンピース👗のおかげで外に出られるようになった。
etc…
登場人物の、服が人生に力を与えてくれたエピソードが色々出て来て、すごく共感した。
私も消極的だった若い頃、鮮やかな色の服や個性的な服を着たら、自信を持って接客業が出来るようになったことがある。
服はなりたい自分や人生になる為に、背中を押してくれる力がある🌈体感したことのある私には、すごく刺さる作品だった。
人生を伴走する服を作り続ける市江(中谷美紀)の仕事は、顧客の子供や、その孫の代まで寄り添い続ける。
亡くなったお爺さんが着ていたスーツをパーティで飾ると、地域の人々が1人また1人と集まって来て、故人を偲ぶシーンは涙がこぼれた。
中谷美紀の凛とした上品さ、センスの良い装いの仕事風景は美しい✨
でも、それ以外の私生活はポンコツで、モヤッとすると近所の喫茶店でチーズケーキ🎂をホール食いするお茶目さも好き☺️
熱意ある藤井と接していくうちに、頑固な市江にも少しずつ変化が生まれる余韻もいい。
片桐はいりと中尾ミエのレトロなファッションも素敵でした✨
紡いで織りなすように、丁寧に生きる。そんな世界観は、好きな人にはハマるが、合わない人にはつまらないかも。
<インテリア解説>
−南洋裁店−
古い洋館のアンティークインテリア。
(玄関)
•背の高い大きな古時計🕰。カラフルなステンドグラスの玄関ドア。
(ホール)顧客が待つスペース
•ベージュの植物柄の輸入壁紙に、ダークブラウンの腰壁。
2段の引き出し付きのサイドテーブルには、木製のテーブルライト💡とティーセット一式☕️。
モスグリーンのモケット張地のアンティークソファ&チェア。花柄のクッション2つ。
ワインレッドのゴブラン織のラグ。
チェアの隣には、赤いワンピースを着せたトルソー。
(4畳半位の小上がりの和室)
丸いちゃぶ台とえんじ色の座布団。
和服👘と割烹着を着た、母(余貴美子)がいつも居り、市江とくつろぐ部屋。
(アトリエ)市江の仕事部屋
•裾に黒い刺繍の入った水色のカーテンと、ボイルレース。
•窓際にはアンティークの足踏みミシン。
右は布のロールがたくさん立てかけてあり、左は腰高のキャビネットの上にカラフルな糸巻き🧵がたくさん。
•左の壁には壁面収納。
ハンガーに吊るされた、先代の型紙。
先代の顧客カルテは、柄の布でカバーされており、カラフルに並んでいる。
•右側は、大きな古材の作業テーブル。ここで布を裁断したり✂︎、アイロンをかける。机の上には、アーム付きのデスクライト💡。
様々なトルソーも並ぶ。
•フロストガラスのブラケットライトとペンダントライト💡
•小上がりの試着室は、窓と同じ水色のカーテン。アンティークの楕円形の全身ミラー🪞。