三郎丸

白鯨 MOBY DICKの三郎丸のレビュー・感想・評価

白鯨 MOBY DICK(2010年製作の映画)
1.5
この作品、前後編で計3時間超えなのですが、余りの長尺であったため、白鯨との闘いの前に
【ワタシの腰痛との闘い】
で見終える頃には全然話が入って来ませんでした…
いくらなんでも長いッス…減点!

ストーリーは、同名小説(ワタシは途中まで読んでポイ捨てです…)が有名ですね。
巨大クジラのモビーディック(白鯨)に取り憑かれたエイハブ船長とその部下たちの悲劇の話です…

船長の個人的な復讐(過去、足を白鯨にちぎられてます(恐らく、自業自得!!))に執念を燃やし、気乗りと興味の薄め(当然ですね!)な船員全員が白鯨との闘いに巻き込まれるという展開なのですが、イチイチ船員を煽る船長の
【要は個人的な怨みだべ?】
な演説を聞きながら、終始いらいらさせられます!
船員は、
【鯨から採れる油】
が採れ、無事帰港でき、平和に暮らせさえすれば何も問題ない話なんですから、船長と船員の志が違い過ぎます!
減点!

1人だけ常にまともだった
スターバック(イーサンホーク(ワタシはこの人目当てで本作を鑑賞))も結局逆らえずに巻き添えになるのですが、女性ファンは良い役ではあるので満足感はあるのでは…

時代とはいえ鯨の油の為だけに鯨を殺すのは、見てて気持ちの良いものじゃなかったのですが、ラストの白鯨との
【一方的な力の差】
は失笑モノです!話をぐんぐんに引っ張った挙げ句
【白鯨の圧倒的パワーにほぼ全員犬死にですから…】

ドナルド・サザーランドがパッケージにバッチリ載ってるのですが、タダのチョイ役です!

色々ナンダコリャな問題作でした、正直オススメできません!
三郎丸

三郎丸