フラワーメイノラカ

赤い部屋の恋人のフラワーメイノラカのレビュー・感想・評価

赤い部屋の恋人(2001年製作の映画)
3.0
愛を求めた男がストリッパーを金で買う。
普通に交際して仲を深めれば良いのに、結局性欲に負けた人間の業なのだろうか。
関係というのはお互いに尊敬の念を持っていなければ成立しない。それは性愛のみならず、プラトニックな友情においても同じことだと思う。金銭ではVR=赤い部屋という虚構を補うのみで、現実の関係性を変質させることはできない。
脚本にオースターが参加しているということでこうした寓意が含まれているのだろうが、ちょっと俗過ぎたかも。