カタルーニャ

ブロークン・アイデンティティのカタルーニャのレビュー・感想・評価

2.0
『なぜそこまで彼を助けたのか?』

 ID管理社会で、
 IDの持たない男、
 という設定に惹かれて観ました。

 結果は、うーん・・・な出来でした。
 友人にお勧めするかと言ったら、
 あまりできないですね。微妙。

 IDに乗ってない男が、
 いったい何ものなのか、
 どんな過去といわくを持っているのか、
 そこは確かに気になりましたが、
 そもそも・・・
 なぜ、医師である主人公が、
 突然転がり込んできた男をあそこまで介抱するのかが、
 納得できなかった。

 最初の病院でIDがないという時点で、
 これはヤバイ男なんだって気づくはず。
 そしてまともな医者であれば、
 そこで警察なり何なりに相談、協力すると思うですよね。
 そこのところが、最後の最後まで引っかかっていて、
 どうも感情移入できなかった。

 3度の死刑ということで、
 半ば復習的な意味合いもあってのことですが、
 子ども殺された親としては、
 犯人の顔も見たくはないはず。
 あそこまで固執するのもどうかと思う。

 久しぶりに、「ハズレ」な映画に当たりました。
 うん、でもこれも映画鑑賞の醍醐味です。
 全然問題なし。
カタルーニャ

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