『なぜそこまで彼を助けたのか?』
ID管理社会で、
IDの持たない男、
という設定に惹かれて観ました。
結果は、うーん・・・な出来でした。
友人にお勧めするかと言ったら、
あまりできないですね。微妙。
IDに乗ってない男が、
いったい何ものなのか、
どんな過去といわくを持っているのか、
そこは確かに気になりましたが、
そもそも・・・
なぜ、医師である主人公が、
突然転がり込んできた男をあそこまで介抱するのかが、
納得できなかった。
最初の病院でIDがないという時点で、
これはヤバイ男なんだって気づくはず。
そしてまともな医者であれば、
そこで警察なり何なりに相談、協力すると思うですよね。
そこのところが、最後の最後まで引っかかっていて、
どうも感情移入できなかった。
3度の死刑ということで、
半ば復習的な意味合いもあってのことですが、
子ども殺された親としては、
犯人の顔も見たくはないはず。
あそこまで固執するのもどうかと思う。
久しぶりに、「ハズレ」な映画に当たりました。
うん、でもこれも映画鑑賞の醍醐味です。
全然問題なし。