日差しが照りつけ、
じっとりとした暑さが僕らを苛立たせる
服を脱ぎ捨て、草原の上に寝転がる
「ウンザリだと思わない?
無口な男もエロ男も
サヨナラしよう
恋をするような気分じゃない」
人生という長い旅路の途中
「ママ、やめて もうイヤだよ」
忘れられない辛い過去を恨んだり
「美人じゃないけど仲良く暮らしてる
25歳で仕事はあるし
恋人もいて順調だ」
ずっと側にいたはずなのに
気づけば酷く遠く感じたり
「消えてよ」
「________俺を誘うな」
突然の感情の芽生えに
頭を抱え、混乱したり
でも、
それぞれに事情があって
戦う目的も違う
それでも僕らは
同じ時を刻み、
同じ時代を駆けている
生き方に正解など無い
________握り締め続けていた拳銃を手放した
憎らしかったはずなのに
あの弱々しい笑顔を思い返すと
どこか心が傷むんだ
________ああもう...
悶々とした気持ちが疼く
突如彼は全裸になり、
草むらの端から1人川に飛び込む
濁った水がやけにその日は冷たく滲みた