【実話に基づく傑作映画たち】
～事実は小説より奇なり
◆ベースとなった史実
〈ビートルズ以前のポップス制覇〉
～フォー・シーズンズ結成 / 1960年
・場所: アメリカ/ニュージャージー州
・人物: フランキー・ヴァリ
トミー・デヴィート
ボブ・ゴーディオ
ニック・マッシ
〈見処〉
①イーストウッドによるポップス版
『ボヘミアン・ラプソディー』
・『ジャージー・ボーイズ』は、2014年制作のミュージカル映画。
・舞台は50年代後半のアメリカ東部ニュージャージー州。貧しい町に生まれた4人の若者たちが、金もコネもない者が町から逃げ出すには、軍隊に入るかギャングになるしかなかったが、彼らには類まれな美声と曲作りの才能があった。
・4人は息の合った完璧なハーモニーを武器に、スターダムを駆けあがっていく…(eiga.comより抜粋)
・本作は「ビートルズ前夜」1960年代初期に世界的な人気を誇った伝説のブルー・アイド・ソウル(白人による黒人音楽）のポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」と、そのリードボーカル、フランキー・バリの代表曲として知られる「君の瞳に恋してる（Can't Take My Eyes Off You）」の誕生秘話を描いた人気ブロードウェイミュージカルをクリント・イーストウッドが映画化。
・ミュージカル版にも主演しているジョン・ロイド・ヤングが、映画版でも主演を務め、誰もが耳にしたことがあるフォー・シーズンズの楽曲を演じている。
③結び…本作の見処は？
○: 誰もが耳にしたことがある「シェリー」や「君の瞳に恋してる」。フォー・シーズンズを知らなくても、２時間を超える上映時間を退屈せずに楽しめる良質の娯楽作品。
○: 唐突に歌い出すようなミュージカル映画特有の演出をとらず、シンプルかつリアリティー重視のイーストウッドの演出は、ミュージカルが苦手な人でも受け入れられるもの。
◎: 終盤の「君の瞳に恋してる」とラストとなる老いたメンバーが最も輝いていた時代の姿になるシーンは、過去に見たミュージカル作品を含めても、大変感動した名場面。
