YukiIrikura

あれのYukiIrikuraのレビュー・感想・評価

あれ(1927年製作の映画)
3.8
クララ・ボウ激可愛いー。(1910年代後半~)1920年代はアメリカ映画にとって変化の時代。それまでの安汚いニッケルオデオンに変わって高級思考で安全面も◎な映画館が次々と建設され、女性だけでも映画館に行けるように。さらに女性向けの映画雑誌が興隆を極め、スターの私生活や服装が注目されるようになった時代。クララ・ボウのような華やかで快活でお洒落な衣装を着こなす女優は人気になるよなー。

本作はショップガールの描き方が明らかに1910年代と違うのが面白い。かつて売り子は低賃金で働き、男性に搾取される現代社会の被害者として描かれていたけれど...主人公のベティは貧乏を物ともせず、プライド高く、時には男を利用して生きていく。結局若い女性はそこまでか弱くもなかったということかしら。

そしてゲイリー・クーパー出てたのね。気がつかなかったー!
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