大声では言いたくないので小声で言います。…この映画スキです。公開当時トヨエツに夢中だったのでドラマ版すっ飛ばして劇場に走りました。ポカーン系であることは間違いない。無駄が多く情報は少なく、シリーズを見ていない人はもちろん見ていた人にも優しくない作りなのでは。「利害の不確定要素が云々かんぬん…」という訳のわからぬ説明ではぐらかされるたびにハテナが浮かぶ。なんて面倒な解り辛さ…。ただ、「画面いっぱいでトヨエツを拝みたい」という欲求は満たされる。まんべんなく満たされる。20年ぶりに見たトヨエツは…嗚呼、やっぱり美しい！爬虫類っぽいキモさもイイ！あまりに好み過ぎてどこかに太鼓判押したいくらいだ。彼が血の海を這いずり回るあのシーンだけで十分お釣りがくる。映画としてのスコアは3・4でもトヨエツスコアは満点5・0です。もう一人の主人公、武田真治は終始頭痛と戦っていて不憫。この頃はまだ華奢でカワイイな。北の国からの「父さん」、HOTELの「姉さん」、そしてこの映画の「兄さん」。呼びすぎ。
