Jeffrey

トゥルー・クライム殺人事件のJeffreyのレビュー・感想・評価

3.5
「トゥルー・クライム殺人事件」

本作は1947年に行マイケル・カーティスが監督した傑作で、この度DVDで初鑑賞したが面白い。オープニングのシーンの壁を背回る黒い男の影。自殺に見せかけて自分の女性秘書を殺害した男の顔が磨抜かれた机の上に写し出される。映画の冒頭から殺人者の正体を明かしていく、大胆な物語進行で撮り上げた監督の名人芸としか言いようのないフィルムノワール。ロバートシオドマクの傑作「幻の女」「殺人者」などのカメラマン、ウッディプレデルが全編を貫く鮮やかなカメラワークでノワールの内面を映し出した作品である。
Jeffrey

Jeffrey