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007 スペクターのYYamadaのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.8
【スパイ映画のススメ】
〈諜報員〉🇬🇧イギリスMI-6 所属
ジェームズ・ボンド 
(ダニエル・クレイグ④)
 
◆作品名:
007 スペクター (2015)
◆ミッション:
秘密犯罪結社「スペクター」の阻止
◆敵役俳優
クリストフ・ヴァルツ
デイブ・バウティスタ
◆ボンドガール女優
レア・セドゥ
モニカ・ベルッチ

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・「死者の日」を祝う盛大な祭りの最中の
メキシコシティ。ある犯罪組織のターゲットを始末したジェームズ・ボンドは、奇妙な模様が刻印された指輪を手に入れる。死んだターゲットの妻ルチア・スキアラから手がかりを得たボンドはその組織に潜入するが、組織のボス、フランツ・オーベルハウザーに正体を暴かれてしまう。
・その場を逃れたボンドは、事態の鍵を握る女性マドレーヌ・スワンと共に、裏社会を牛耳る秘密犯罪結社「スペクター」の脅威に立ち向かっていく…。

〈見処〉
①新生ボンド第4段『ノー・タイム・  
トゥ・ダイ』鑑賞前の必見作!
・『007 スペクター』は、2015年に製作されたスパイ・アクション映画。イーオン・プロダクションズの製作する「ジェームズ・ボンド」シリーズの第24作目。
・監督は、前作に続きサム・メンデス。レイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリスら共演陣も続投。
・シリーズ第4作『007 サンダーボール作戦』(1961)の後に、原作者のイアン・フレミングとMGMプロデューサーの間にて、秘密結社組織「スペクター」の名称と登場人物に関する著作権利の訴訟が発生。以降、スペクターは映画に登場しなくなったが、2013年にMGMによる権利を購入により、本作の製作が可能となった。
・なお、本作の製作費は一説では3億ドルと言われており、歴代映画の中でも最も高い作品の一つである。

②結び…本作の見処は?
◎: メキシコシティによる、本作冒頭のアクションシーン。ボンドがカーニバルからホテルの部屋に戻り、建物の屋上から狙撃に至るまでの5分45秒までは1カットで撮られている。サム・メンデス監督の『1917』のルーツとなる重要シーン。
○: ダニエル・クレイブによる007前4作全てにストーリーが直結。冒頭のアバンタイトルの映像には、過去の出演者も登場。また、ラストシーンは、次作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』と接続している。
○: アカデミー俳優、クリストフ・ヴァルツによる本作の配役は、賛否両論が語られているが、本作登場シーンのシルエット演出など、高い存在感を発揮。
▲: ジェームズ・ボンドの若き日のエピソードのストーリー描写が薄く、わかりにくい。本プロットを外して、もっと尺をコンパクトにしたほうがよいのでは?詰め込みすぎの脚本。
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