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ルパン三世VS名探偵コナンのmitakosamaのレビュー・感想・評価

ルパン三世VS名探偵コナン(2009年製作の映画)
3.2
すごい禁断の実を取っちゃった感じ。まさかのコラボレーションだったが、若干ルパン側が噛ませ犬にされてる感があったのが見てて辛かったな。

まぁでも仕方ないかも。ルパンは基本的に“カッコつけてても失敗する”キャラクターだし、コナンは“カッコく事件を解決する”キャラだもんな。
ルパンは最終的に本来の盗みは成功しないが、結果として誰かの人助けをする3枚目。コナンは悪を挫く2枚目だもの。そりゃルパンの方が割りを食うのは致し方ない。

だからこそ判官贔屓でルパン側の活躍にちょっとワクワクするし、コナンは話の性格上ピンチに追い込まれた方が楽しめる。
一番ウケたのは銭形に麻酔銃が効かなかったってシーンかな。
また毛利小五郎に演じたルパンと、変声器で小五郎の声真似をするコナンがお互いに牽制し合いながら協力するシーン。あそこはコラボレーションならではの緊迫感があって面白かった!

物語は、架空の王国で王妃と王子が猟銃事故で死去。
残された王女の即位と王国内の反乱分子。怪しい叔父の公爵。
日本にきた王女はソックリな毛利蘭と入れ替わる。アニメでありがちな「王子と乞食」のパターン。
ルパンは王国の電波に反応しないステルス性の鉱石の謎を狙う。
コナンは事件に巻き込まれるようにして叔父の疑惑を暴く。

コナンは次元と行動し、親子を装うが…なんかもうお爺ちゃんと孫に見える…

あと、ルパンキャラとコナンキャラとゲストキャラのデザインが違い過ぎ(笑)どうせなら青山剛昌にルパンキャラをデザインさせても面白かったかもね(不満意見も多く出ると思うが)
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